• ホーム
  • 若い女性に梅毒が流行している原因について

若い女性に梅毒が流行している原因について

梅毒と聞くと男女問わず眉をひそめることが多く、一般的な病気のイメージとは少し異なる性質が感じられ、大っぴらに語られることのない病気です。
その背景にはやはり「性行為等で感染してしまうもの」ということがあるからでしょう。
しかし昔流行った病気で今は関係ないというイメージもあります。

ところが、この梅毒が今、若い女性の間で流行していると言われています。
これから子供を産み育てることもある人たちでもあるので、何ともショッキングな話しではありますが、梅毒とは程遠い所にいるような若者たち、それも女性がなぜ梅毒にかかってしまうのでしょうか。

これには、外国人観光客の増加に原因があると指摘する人もいます。
例えば、外国人観光客は日本に来ると、バス等で観光地を巡り、旅館やホテルで美味しい物を食べて、たくさんのおみやげを買って帰国します。
しかしそれだけではなく夜の繁華街へと繰り出し性風俗を楽しむ人たちもいます。
もちろんすべての外国人観光客がそういうわけではありません。

こういったことで性風俗で働く若い女性が感染しているのではないかという話しですが、それを否定する専門家もいます。
というのは梅毒だけが増加していて、他の性感染症は増えるどころか、むしろ減っており、それにはあたらないとのことです。
その他にも梅毒が増えているという報道を見た一般の若い女性たちが、その病気の実態を知り、もしものことを考え検査へ行くようになったため感染者数の増加として表れたのでは、と専門家は推測しています。
また若い女性だけでなく、若い男性同士の性行為でも感染が増えていると別の専門家は言います。
こういった実体は若者の梅毒に対する知識や危機感の欠如も原因の一つかもしれません。

ところで梅毒にかかると、いくつかの症状が出ますが、気づかないケースもあります。
しかしそのまま放置すると悪化の方向へ進行していきます。
なんらかの症状が出始めたら病院へ行くことはもちろんですが、不特定多数の人たちとの性行為もしくはオーラルセックス、その他にも切り傷などのある手で性器に触れるなどした場合も、感染を疑い検査しておくとよいでしょう。
放置すれば自分だけの話しでは済まず、パートナーへの感染も許してしまうこともあるので、また流行させないためにも早期治療が肝心です。
今ではペニシリン系の抗菌薬バイシリンG等の薬もあり、完治する病気です。

梅毒の治療方法について

このように梅毒感染者の増加の背景には訪日外国人観光客増加により、若い女性の日本人との性的接触の機会が増えたこととの相関関係には不明な点が多く、確定的な原因を突き止めるのは簡単なことでhがありません。
しかし若者の梅毒患者が近年急増していることは事実であり、気づかないうちに治療もされずに放置され感染を広めているリスクがありことは否定できません。

梅毒の恐ろしいところは、症状の消長を数年間のうちに繰り返しながら、病状が全身に広がり悪化していく点にあります。
進行程度が中期ほどにいたった段階でも全身の発疹くらいの症状でとどまる場合も少なくないのです。
しかも梅毒感染者は他の性病に複合感染する傾向が強いことも問題視されています。
気づかないうちに進行する点に、この病気の深刻さが凝縮されているのです。

そこで梅毒の兆候が見られたら、症状悪化の前に治癒させる上では速やかに治療を開始することが不可欠です。
梅毒は細菌感染を原因とする性病であって、ペニシリン系の抗生物質に良く反応します。
先ほどご紹介したバイシリンGは、原因菌の梅毒トレポネーマの細胞壁の合成を阻害することで殺菌的に作用するのが特徴です。

バイシリンGは顆粒状の内服薬で、成人1日当たり1g(主成分として40万単位)を1日2-4回服用するのが基本になります。
ただし梅毒治療では1日あたりの服用回数は3-4回となるわけなので注意が必要です。
梅毒の進行具合や年齢、病状などにより服用期間や投与量は適宜増減されます。

抗生物質である以上、アレルギーなどの副作用のリスクにも十分注意を払った方がよいでしょう。
服用中にじんましんや息苦しさなどの症状が出た場合には服用を中止し、医師の診察を受けることが肝要です。

関連記事